イグノーベル賞を受賞した過去の日本人をまとめる【2019年最新】
この記事はこんな人にオススメです!
  • 大学生や研究者の人!
  • イグノーベル賞について興味がある人!
  • 堀内朗先生の内視鏡検査が気になる人!

こんにちは.けんゆーです(@kenyu0501_)
1991年から始まったイグノーベル賞,一種のノーベル賞のパロディであるが私たちを笑わせてくれる多くの研究がノミネートされています.

なんと今年は,渡部茂教授らの研究グループが,化学賞を受賞して話題になりました.
日本人のイグノーベル賞受賞は,13年連続でかなりめでたいようです.

昨年は,堀内朗医師医学教育賞を受賞して,日本人が12年連続のイグノーベル賞受賞を果たしたと聞いてすごく誇らしくて幸せな気持ちになりましたが,今年も受賞なんて,すごいですね.

また同時に,おいらも彼らの研究から盗めるものは盗んで,自分の研究にフィードバックさせていけたらと思いたったので過去の日本人受賞をまとめます.

 

2019年,化学賞

今年は,明海大学保険医療学部の渡部茂教授らの研究グループが化学賞を受賞しました.
研究テーマは「5歳児の1日あたりの唾液の分泌量を調べる」というものでした.

ペンのすけ

自分の子供3人も被験者として含まれていたそうな

5歳児の唾液分泌量!?

30年前に行われた研究のようですが,この研究は,現在の多くの唾液研究の礎になっているようですね.
当時は子供の1日の唾液量に関する文献が全くなかったようで,研究をスタートさせたようですが,まさか30年後にイグノーベル賞を取れるとは...という感じではないでしょうか.

 

2018年,医学教育賞

発表があった堀内朗先生の「座位で行う大腸内視鏡検査―自ら試してわかった教訓」ですね.

大腸がん検診などの場合に受ける内視鏡検査

一般的に内視鏡はベットの上で横向きに寝た状態で校門から内視鏡を挿入していく.

しかし,堀内先生の提案する内視鏡検査は座位!笑

苦痛が少なく楽にできるといいます.

動画(テレ朝ニュースfrom Youtube)がありますが面白かったです笑

観客も爆笑してました.

しかし患者さんは恥ずかしがって病院でもやっていないという.

しかし,このイグノーベル賞をきっかけに座位による挿入が一般化していくことでしょうね笑

2017年 生物学賞

2017年のイグノーベル賞は吉澤和徳先生と,上村佳孝先生による「雄と雌で生殖器の形状が逆転している昆虫(トリカヘチャタテ)の存在を明らかにしたことに対して」でした.

 

動画はyoutube(朝日新聞社)より.

雄と雌で,生殖器が逆転しているのはすごい稀ですよね.

生物の研究でチャタテムシの研究をしているのは,2014年で日本で先生方たちだったそうです.

なにか生物の進化が解明できたら良いのですが.

 

2016年 知覚賞

東山篤規先生(立命館大学)と足立浩平先生(大阪大学)の研究で,「前かがみになって股の間から後ろ方向にものを見ると,実際より小さく見える「股のぞき効果」を実験で示した研究」に対して

動画はテレ朝ニュースfrom Youtubeです.

 

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これ,子供の時にすごいやりました.

大人になってもこんな研究をやってイグノベール賞を受賞できるなんて,研究者は夢がいっぱいですね.

股のぞきをしたら,ものが小さく見え,距離はやや近くに見えるらしいです.

人体の不思議ですな.

 

2015年 医学賞

2015年は,少しロマンチックな賞です.

木俣肇先生の「キスでアレルギー患者のアレルギー反応が減弱することを示した研究」についてです.

動画はテレ朝ニュースfrom Youtubeです.

30分間キスをすると膨疹と呼ばれるアレルギーが小さいくなるようですね.

会場では,オーディエンスの人らがキスをしまくってました笑

さすが欧米です.

 

2014年 物理学

馬渕清資先生(北里大学),田中健誠先生,内島大地先生,酒井里奈先生の「床に置かれたバナナの皮を、人間が踏んだときの摩擦の大きさを計測した研究」についてです.

 

バナナの皮,小学生の頃やりました.

マリオカートの武器にもありますね.

滑るんですよね笑

先生方の研究によると6倍〜7倍滑りやすいとか..笑

めっちゃ滑りますね,危険なトラップになるようです.

 

2013年 化学賞と医学賞

化学賞

先生方がたくさんいますが記載して行きます.

今井真介先生,柘植信昭先生,朝武宗明先生,永留佳明先生,澤田博先生,長田敏行先生,熊谷英彦先生らによる

たまねぎに多く含まれているアミノ酸を反応させると、を誘う「催涙物質」が作られ、目を刺激し、涙が自然と出てくる仕組みになっている研究」です.

動画がなかったのですが,こちらの記事がすごい分かり易いです.

【詳説】2013年イグノーベル化学賞!「涙のでないタマネギ開発」

 

医学賞

こちらも,たくさんの受賞者がおられます,

内山雅照先生,平井敏仁先生,天野篤先生,場集田寿先生,新見正則先生らによる

心臓移植をしたマウスにオペラの『椿姫』を聴かせた所,モーツァルトなどの音楽を聴かせたマウスよりも拒絶反応が抑えられ生存期間が延びたという研究」です.

 

新見正則先生のYoutubeチャンネルに実際のプレゼンがありました.

すごく工夫されていて面白かったです.

オペラの椿姫を今夜みなさんも聞いて見てください笑

2012年 音響賞

栗原一貴先生と塚田浩二先生による「自身の話した言葉を,ほんの少し遅れて聞かせることで,その人の発話を妨害する装置「スピーチジャマー(Speech Jammer)」を発明」したことによる発表.

話が長い人を黙らせられる装置ですね.

ドラえもんの道具のようですが,自分の声を聞かせていることで,心理的な作用(黙らないといけない思わせる?)を使っているようです.

あんまりおいらはいらないけど,欲しい人はいますかね.

一家に一台とか?笑

2011年 化学賞

今井真先生,漆畑直樹先生,種村秀輝先生,田島幸信先生,後藤秀晃先生,溝口浩一郎先生,村上純一先生らによる研究で,

火災など緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見と,これを利用したわさび警報装置の開発」です

 

youtube jnpcさん より受賞会見の映像が残っていたのでどうぞ.

わさびは刺身につけるだけではないのですね笑

 

2010年 交通計画賞

中垣俊之先生,小林亮先生,手老篤史先生,高木清二先生,三枝徹先生,伊藤賢太郎先生,弓木健嗣先生らによる研究で,

「鉄道網など都市のインフラストラクチャー整備を行う際,真正粘菌を用いて,輸送効率に優れた最適なネットワークを設計する研究」です.

動画が見つからなかったのですが,この記事が分かり易かったです.

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1010/01/news059.html

効率的にとしの交通計画を行う際に粘菌を使うなんて発想にはすごいと思いました

 

2009年 生物学賞

田口文章先生らの研究で,

「ジャイアントパンダの排泄物から採取したバクテリアを用いると,台所生ゴミは,質量で90パーセント以上削減できることを示したことに対する研究」です.

パンダのフンの中にいる菌は実は高い分解能力を持っているらしく,それを家庭ゴミの分解に使おうという研究です.

90%以上を水と二酸化炭素にできるようですね.

この辺からYouTubeに動画がない!笑

 

2008年 認知科学賞

中垣俊之先生,小林亮先生,石黒章夫先生,手老篤史先生,山田裕康先生らの研究で,

「単細胞生物の真正粘菌パズルを解く能力があったことを発見したことに対する研究」です

脳を持たない単細胞生物の真正粘菌が,迷路の最短経路を見つけることを発見したようですね.

どうやって見つけるのでしょうか.

北海道大学が機関リポジトリで公開しているので,ぜひ気になる方は見てください.

 

まとめ

いろんな研究を一気に調べすぎて少々疲れたので休憩します.

また詳しく調べて更新します.ちょっと古いですが,イグノーベル賞の書籍もいくつかありましたのでシェアしておきます.

 

では〜