- 「愛なんだ2018」を見た人!
- 研究について興味がある人!
- 大学生や研究者の人!
こんにちは.けんゆーです(@kenyu0501_)
2018年9月24日の愛なんだ2018の未成年の主張全国大会で,
神奈川県の聖光学院中学校高等学校に在籍する3年C組の木村竜輝さんの主張に深く感動しました.
テレビを見ないおいらは彼の主張を知ったのは,TwitterのTLです.
感動したのでブログに、しました。
プレゼン上手だと思います!
基礎研究自体に使われているお金は毎年ふえてるそうです
未成年の主張に立っていた木村竜輝さんの主張に深く感動した https://t.co/N1Fk9ep0lk
— けんゆー@ブログ書く研究者 (@kenyu0501_) September 24, 2018
将来は「理系の研究者」を目指したいという木村さん,応援すると同時に深く感動しました
主張内容
主張内容まとめます
- 日本の官僚たちに声を大にして言いたいことがある.
- 日本の基礎研究費用増やして欲しい!
- 基礎研究の成果は地味だが今後の研究発展に大いに役立つ
- 日本の運営交付金が10年削減され続けている.
- これじゃ,日本からノーベル賞が出ない
- 日本の基礎研究費用の向上・改善を強く訴える
- V6のみなさん,文部科学省および財務省にコネはないのか?
木村さんの主張ですごいところ
プレゼンのはじめに,結論(基礎研究費用を増やして欲しい)を言っているのですよ.
その後に,基礎研究の重要さ(発展に寄与する)と,このままいくと日本がどうなるか(彼の場合はノーベル賞の懸念を例にあげていた)を解いた後,
もう一度結論をいうんですよね.
基礎研究費用の改善を強く訴えると.
そして,何よりすごいのは,最後に落とすところ.
V6とは全くの関係性がないと考えられる文部科学賞と財務省にコネはないかと.
この落としどころ,ショートプレゼンテーション的には完璧です.
確かに途中で何回か噛んでしまっていたが,そんなの全然気にしない.
むしろ話の展開のうまさと,その内容がきちんと筋の通るもので聞き入ってしまいました.
発表前には裏できちんと擦り合わせはあると思いますが,それでもよかった.
短くまとめていて,それでいて無駄のない綺麗なプレゼン.
応援します.ぜひ官僚の方からも反応が欲しいです
基礎研究と応用研究とは??
基本的には,研究には大きな枠組みがあります.
基礎研究と応用研究です,
簡単にかくと
- 基礎研究
・・・製品や利益に直接的に結びつかない技術や理論の発見に関するもの(こちら)
- 応用研究
・・・基礎的な技術や理論を現実の製品に結びつけるための研究(こちら)
木村さんの主張はこのうち基礎研究にかける費用を増やして欲しいということですね.
でも実は,毎年基礎研究費用は増えているのですね.
こちらの記事が分かり易かったです. 画像は河野太郎公式ブログ「研究者の皆様へ」からの抜粋です.
河野さんの報告書(ブログ)を読むと,基礎研究費は毎年増えているのですね.
しかし,運営費交付金は削減されている
国立大学法人への運営費交付金は、確かに減額されています。
平成16年度の1兆2415億円から平成28年度は1兆945億円に1470億円の減額になっています。「研究者の皆様へ」からの抜粋
つまり,基礎研究費自体は毎年増えているが,各国立大学に入る運営費交付金自体は下がっているということになります.
しかし山口大学は,研究に携わるリサーチアシスタントは,運営費交付金で管理していると思います.
そうなると,すごいややこしいですね.
減っていそうにも思いますよね笑
とにかく,木村くんのプレゼンテーションはすごく感動しました!笑