【研究】オーラルプレゼンテーションの賞を取るためのちょっとした小手技
この記事はこんな人にオススメです!
  • 大学生や研究者の人!
  • プレゼンテーションで賞を取りたい人!
  • 研究と発表が好きな人!

こんにちは.けんゆーです(@kenyu0501_)
みなさんは学会に出たことありますか?
おそらく大学院生くらいからは、研究発表でなんらかの学会に参加し、緊張しながらもオーラル発表もしくはポスター発表を行うと思います。

どの学会でもプレゼンテーション賞なるものが存在すると思います。

いらはそれをどうしても取りたくて、取りたくて、どのようなプレゼンテーションをしたら取れるのか?どのような資料を作れば賞が取れるのかをずっと考えてきました。

そしてついに、修士2年に初のプレゼンテーション賞を受賞し、その後、研究報告資料の作り方を理解しちらほら賞をいただいております。
そこで今日はおいらがプレゼンテーションの時に色々工夫していることを書いて行きたいと思います。

どういう聞き手が来るか調べる

これは声を大にして最も大事だと言い切れます。
これ、圧倒的にだいたいの発表者がやっていません。

どういう聞き手が来るのかを調べないと良い発表資料なんて絶対できないです。

では、どのような聞き手がくるのか?
何回も学会を出ている人は、すぐに分かると思いますが、まだ一度も学会に参加したことのない方のためにちょっとだけ詳しく書きます。
だいたい学会発表までには、以下の手順を経ると思います。

全ての学会が、このような流れではないと思うのですが、だいたいこのような感じです。

研究のアブストラクト提出

まず発表当日の6ヶ月前くらいに、研究のアブストラクトを提出して、ざっくりと研究の説明をします。
300文字くらいが普通だと思います。

 

研究の原稿を提出

アブストラクトを提出した更に3〜4ヶ月後に研究の内容を示す原稿資料の提出を普通は求めます。
これは学会によってページ数の制限があったり、書類を書くときのフォーマットがあるのですが、
おいらが所属する日本機械学会の年次大会2018では2〜5ページ以内で提出でした。
この原稿の中に、「諸言、実験や解析の仕方、結果、考察、結言」などの項目を書いて行きます。

 

参加合否&プログラム掲載

プレゼンテーション資料を作るときには、ここが一番大事だと思います。

原稿を提出して2〜3週間くらいすると学会から参加許可の連絡メールがくると思います。
あまりにも酷くなければだいたい通ります。
参加許可と同時におおよそのプログラムが決定されます。
そのプログラムには、自分が発表するセッションのオーガナイザー(座長と言われる司会)や他の大学の発表者の氏名と研究題目がほとんどわかると思います。

そこで、プレゼン資料を作る前に、セッションのオーガナイザーがどのような研究をしているかや、他大学の生徒の指導教官がどのような研究をしているのかをググります。

だって彼らが自分のプレゼンテーションの聞き手になり、かつ評価者になるわけです。
オーラルプレゼンテーションはだいたい10分程度しか時間がないので、本当にキツキツです。
ましてや、10分で他人に研究の説明をするなんて相当ハードルの高い作業です。
なので、聞き手の研究内容がある程度わかればその高いハードルは下がります。

例えば、A教授、B教授、C教授、D教授、が聞き手で参加するであろうとプログラム上でおよそ分かるとします。
そしたらすぐさまググって、彼らの研究のマッピングを作って共通なものをできるだけ多く探します。
そうする事で、自分の研究の専門用語や解析手法のうち、時間をかけて説明したほうが良いところと、簡単に説明したほうが良いところがだいたいわかります。

本当に大事です!聞き手を理解することはすごいおすすめなので絶対やってください!!

 

学会発表にて発表

当日やることは、オーガナイザーへの挨拶のみです。

「〇〇先生、こんにちは。本日三番目に発表する上原です。よろしくお願いいたします。」

さらっと笑顔でいうだけで大丈夫です。大事なのは発表する番号です。
笑顔で元気な挨拶で印象付けましよう。
ほとんどの学生はやらないので、絶対やった方が良いです。

あとは緊張を制御する戦いです。
おいらは修士の頃は睡眠導入剤を発表の30分前に飲んでました。
緊張は和らぐんですよね。

おいらがいつも飲んでいるのは、ウットというもの。

ちょっとだけ緊張した時の心臓のドクンドクンが収まります。
ウットはタブレットになっているので飲みやすいです。
コナタイプは、緊張している時に、咳き込んだりする恐れがあるのでタブレットの方が良いと思います。

あと、評価者とか、オーディエンスでくる先生がたですが、
ネットであらかじめググっていますからすぐ顔などは分かると思います。
だいたいはネームプレートを首からぶら下げています。
発表の評価者を探す方法ですが、評価者(おそらく各大学の教授陣)を後ろの席からあらかじめ探しておき(発表前に)ます。
オーガナイザーから特定の紙(評価シート)を貰うので、すぐわかります。

 

プレゼンテーションの小手技のまとめ

  • 聞き手を事前にネットでググっておく。
  • それを元に聞き手のバックグラウンドを考えて、自分の発表資料の説明を詳しくした方がいいところ、そうでないところを考える。
  • 発表の当日はオーガナイザーに挨拶して、発表中は評価シートを持っている人の目を何回かみてプレゼンテーションをする。
  • 当日は緊張との戦いなので、ウットなどのリラックスできる薬を飲む。

 

プレゼンテーションのコツや工夫はそれだけではない

実はまだまだあります。
発表時間が、10分もしくは15分しかないので、どのような資料を作ったら良いのかを、
オーディエンスを把握すること以外にものすごく考えました。

今後の記事では、ちょっとずつ書いて行きますのでもし、勉強になりましたら拡散していただけるとすごい嬉しいです。

では