iPhoneで撮った画像を処理して肌の状態を調べる!
この記事はこんな人にオススメ!
  • 画像処理に興味がある人
  • 手軽に肌の状態を調べたい人
  • 「皮膚センシング」の研究をしている人

こんにちは!
インターフェース2018年11月号に非常に興味深い記事があったのでシェアします!

それは「美容テクノロジの研究」です.

雑誌によると,スマホで撮影した画像を処理して,肌にある「しみ」を確認することができるそうで,おいらも早速やってみました.

右頬をiPhoneXで撮影しました.
画像解析結果はこのような感じです.

左上の①番が元画像です.それに対して,いろんな処理がなされて画像のカラーマップが作成されました.

おいら26歳ですが,割と朝方まで起きていたり,日常的な睡眠時間は短い方ですので,かなり肌年齢は最悪だと思うので,ビクビクしながら画像を見てます.

では,どのように見ていけば良いのでしょうか!?

雑誌に乗っていたソフトウェアの紹介を兼ねて記事を進めていきます.

ソフトウェア HyperSenseに関して

WindowsPC上で動くソフトウェアです.

スマホで撮った画像やUVC準拠のウェブカメラ動画を用いて調べることが可能なようです.

以下のURLから調べることができます.

http://www.neo-tech-lab.jp/JPEG

色々と解析結果を眺めてみる

しみやほくろを確認する

まずは,しみほくろを確認していきます.

複雑な計算アルゴリズムについては,以上URL雑誌にて確認してください.

しみやほくろは皮膚の表面に分布しているので,12番のマッチング(BG)「表面反射+表皮層」で確認することが出来るようです.

なんか,分かり易くなったようななっていないような,,,,

とりあえず,皮膚がマダラ模様に見えているのでそれだけ肌にしみがあるのでしょう...とほほ

明らかな異常が確認された場合や,新皮層にも何らかしらの異常が確認されたら,皮膚ガンの疑いがあるそうなので,皆さんも一度やって見たらどうでしょうか.

メラニン色素の濃淡を確認する

メラニン色素や血流を確認したい場合は,色ベクタを見ます.

上の「色ベクタ」による画像は,

  • 黄色っぽい箇所 →  メラニンによって決まる皮膚色
  • やや赤みがある箇所 →  赤血球による皮膚色

です.メラニン色素は光を吸収する役割があります.

紫外線を浴びると,肌の深い層にある基底層が,メラニン色素を出して紫外線を吸収し活性酸素を消し去る機能があります.

しかし,紫外線を浴びすぎるとメラニン色素が発生しすぎて,シミやソバカスの原因にもなります.

また,血流の活性も以上の色ベクタの写真を見ることで確認できます.

より赤っぽい表示がされているところに,血流の活性がある箇所です.

いろんな人の肌データを取らないと,初心者には画像を見てあれこれ判断することは難しいことですが,画像処理技術はすごいですね!

非侵襲な非接触な方法でこんなに確認できるとは,恐ろしい時代です.

その他の評価については,雑誌にて確認してください.
カラーマップの見方の指標などが掲載されていて面白いと思います!