【銃・病原菌・鉄】毒のないアーモンドのつくり方と,父が栽培した美味い鬼灯(ほおずき)
この記事はこんな人にオススメです.
  • 銃・病原菌・鉄を読んだことがない人
  • 農業や作物作りに興味がある人
  • 人類史に興味がある人

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
先日「銃・病原菌・鉄」を買って,全て読み終えましたが,すごく面白いですね.

人類がたどった歴史について,何故こうなったのか,何故こうなる理由があるのかを,丁寧に書かれていて,工学系出身のおいらでさえも,ものすごく興味深く読むことができました.
せっかく読んだので全体的なレビューを行いたいとは思うのですが,この記事では,その中でも「栽培」のお話と「それに絡めた父親の鬼灯」について書きたいと思います.

野生のアーモンドは食べてはいけない

先にタイトルにある「毒のないアーモンドの作り方」について書いておきます.
アーモンドについてですが,野生のアーモンドって青酸カリがもともと入っているようなのですよね.
青酸カリは強烈な毒物で微量でも致死量になります.

でもおいら達って,普通にアーモンドを食べているじゃないですか.
それって,人類が長年の歴史(1万年以上前)の中で,「栽培」を重ねていき,有毒なのもを無毒のものへと改良していったことのおかげだったりします.

有毒を含むアーモンドの中でも突然変異で,たまたま毒がないアーモンドが自然発生します
そうなったアーモンドは,鳥達に見つかって,淘汰される訳ですが,古代の人たちの中でも好奇心旺盛の人らが,それを見て,食べ,持ち帰って栽培したりします.

アーモンドの場合は,毒の苦みの無い突然変異の種子を植えれば,遺伝の法則に従い,半分は毒の無い実を実らせるわけです.

つまり,初期の栽培に携わった人らが,野生植物の特定の個体を集めて,持ち帰り,育成して,実ったものの中からさらに特定のものを集めて育成し,,,というサイクルを繰り返して,アーモンドの毒抜き(自然淘汰の法則を変えた),品種改良をしたわけです.

こういった「栽培」に関することが,「他の地域に住む人類の征服」などにも絡んでくる重要なことだったりしますが,続きは本書「銃・病原菌・鉄」を読んでみてください

父親が作った鬼灯(ほおずき)も良き

実は,おいらの父親は趣味で畑を耕しています.
おいらが言うのも何ですが,かなり勉強家で,様々な本を読み,自分でいろんな品種を試したり,栽培方法を模索したりしています.
(建築士なので,自分でビニールハウスも10棟以上建てる狂人)
そんな父親が育てた鬼灯(ほおずき)がめちゃくちゃ美味かったんですよね.

どのようにして鬼灯(ほおずき)を育てたかというと,たまたまどっかで食べた鬼灯が美味すぎて,種を持ち帰ったようです.
それを畑に植えて,育てたようで,その結果,うまい鬼灯ができたっぽいのです.

基本的に父の栽培スタイルは,そのように美味しいと思った食物自体の種を持ち帰るスタイルのようです.

ホームセンターで売っている苗や,種などで作ると簡単ですが,不味いらしんですよね.
それって,「銃・病原菌・鉄」で読んだ古代の人らがやってきた栽培方法だったので,中々感動しました.

ちなみに,鬼灯は夏から秋くらいが旬ですが,沖縄は熱帯気候なので早めに実をつけるようですね.
また,ハウス栽培だと時期を問わずに取れるようです.

沖縄の実家に帰って感動しました.
親が畑をしているので,農業系の知識も今後シェアしていけたらします.
銃・病原菌・鉄と鬼灯の話がごっちゃになってしまいましたが,結構おいらの中では,お!と思いました(笑)