アマゾンプライムビデオのトゥルーマンショー

ペンのすけ

映画評論をしていくよ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

最近,ブログを更新できていないおいらなのですが,何かブログを更新するための仕組みを作らないといけない!と日々模索しております.そして,どのテーマでブログを書いていこうかなーと考えていたのですが,最近毎日映画(Amazon Prime Video)を見ているので,映画の感想でも書いていこうと思います!笑

注意なのですが,この記事は,おいらがおいらのために,見た映画をある程度メモするために機能する記事です!
オススメ度は書いておりますが,色々と,おいらの偏見が入っていることをご了承ください!

そしておいらが見ている映画は全て,Amazon Prime Videoで視聴することができるものを選んでいます.

トゥルーマンショー

1998年の映画を2020年の現代で見る!というところにすごく違和感を覚えるのだろうなーと思ってみましたが,そんなことはありませんでした.
むしろ,人間のエンターテイメントに対する欲求を深く描いており,もちろん物語全体の面白さの賞味期限は切れておらず,文句なしに楽しめます.

現代は,若者のテレビ離れが顕著になってきており,一人一人が視聴したいエンタメを選択することができる時代です.
スマホの上では24時間,面白いエンタメがゴロゴロしている時代です.

トゥルーマンショーでは,0歳から30歳までのある男の人生が全て,実は仕組まれたエンターテインメントであった!という点で,そのエンタメがリアルタイムで全世界に放送されていたということがかなり現代のようだと感じました.

編集されていない,リアルな一人の保険会社の男の私生活をライブで見るという,一見面白みのないような内容の映像がなぜかバズっているのか不思議な映画です.町中はもちろん全てセットで,その男の周りで関わる友人,会社の同僚,結婚相手まで全て仕組まれた役者です.

こんな一人の普通の男(トゥルーマン)の映像に何の意味があるのか,何の面白みがあるのか,と深く考えていましたが,やっぱり毎日その人の生活を共有するとファンになり,その男の生活がエンタメになるのですね.面白い社会実験です.
(トゥルーマン本人からしたらたまったことではないですが,,,)

映画では,トゥルーマン本人が,何か町中の様子と,関わっている人たちの様子がおかしいと気づき始め,最終的にはバレるのです.
で,このバレた時に,このエンタメは終焉を迎えるのですが,その時の視聴者の感情も面白いのですね.

「よし,次のエンタメに行こう!」

と言わんばかりに,次の番組を探しにいく描写が見られます.
結局,どの時代の人もそうなのですよね.時代が変わり,周りの環境や使っているデバイスが変わっても,人はエンタメを求める,この視聴者の心理を上手く描いた映画だと思います.

ジムキャリー演じるトゥルーマンの演技,いろんな困難に立ち向かいながら,海に出ていく姿勢もすごいのですが,そういったところはあまり面白くなくて,視聴者側がこのエンタメをどのように見ているのかという姿勢が気になったおいらです.
なので,トゥルーマンが出てくるところよりも,トゥルーマンをテレビの画面越しに見ている視聴者の反応が面白かったりします.

そんな視聴者を見ているおいら(=視聴者)が一番,ピーターウィアー監督に踊らされていたのかもしれません.