
- canの本当の意味を知りたい方
- 英文法の勉強が好きな方
- センター英語の対策をしてる受験生の方
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
今回は,助動詞のcanについてちょっと取り上げます.
皆さん,canを単に「〜できる」と訳していたりしませんか.
実はちょっと深い意味があったりします.
論より証拠です.以下二つの文は同じ意味だと思いますでしょうか.
- He runs fast.
- He can run fast.
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えっ!?同じ意味じゃないの?canが入っただけだけど,彼は足が速いんだよね?二つの文章で何が違うの?
そうです,違いはcanという助動詞が入っただけです.
(runsの-sがありますが,気にしないで下さい)
実はこの二つ,とてもシンプルに書かれたものですが,奥が深いのです.
He runs fast. の場合
先に,現在形のみを使った He runs fast.の説明をしていきます.
この場合は,現在形の説明でもやりましたが,彼が日常的にランニングや走りをやっている事実があって,かつそれが速い!ということになりますよね.
(詳細:現在形とは「今」だけではなく「過去」や「未来」にも成り立つ状態や動作のこと!)
I go to school. みたいなもので,学校に行くのは今だけではなくて,昨日も行ってたし,明日も行ってたという,ある種,繰り返し成り立つ事実が含まれます.
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現在形の一つをとっても奥が深いのぉー
なので,タイソン・ゲイなどのアスリートや,そこまでいかなくてもクラスメートの陸上部かつ短距離担当のA君みたいな日常的に走っているという事実があれば成り立つのです.
He can run fast. の場合
先に答えから書きます.
これは,「実際に走るかどうか」は問題ではないのです!
えっ,と思いますよね.
ここが大きなポイントだと思いますが,canにはこのようなニュアンスが入ります.
もちろん,速く走ることができるという事実を持っていてもいいのですが,持っていなくてもいいのです.
実は,canというのは,「発言者から見たその人の能力」を表すのです.
「速く走ろうと思えば,速く走れるであろう」という能力の話をしているのです.
これは,事実とは反しますよね.
例えば,
「彼は,サッカーも上手だし,バスケも上手い,つまり運動神経がかなり良いぞ.」なので,「彼は足速いぞ」なのです.
実際に走るかどうかは,関係ないのがわかりますかね,
この会話の微妙なニュアンス,,,が伝われば良いのですが,,,
日常的に,走ってなくて,かつ足が速いとかに関係はないのです.
「彼は速く走れる」ということと,「彼は日常的に走っていて,速く走れる」は別物なのです.
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けんゆー runs fast!!!Twitterのフォローはこちら!笑 →(@kenyu0501_)←
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couldとwas able to~
過去においても同じです.
「〜することが実際にできた」という過去に実行したことを話す時には,was able toを使います.
実際にしたことですね!
一方で,couldは,過去において単に「そういう能力があった」ということを表す場合に用います.
実際にしてはいないですね!
(was able toはそういう意味でも使われる)
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couldはどっちかというと仮定法で使われるんだよね!
つまり,「実際に昨日,5km走ることだできた」という英文を作りたい場合は以下になります.
He was able to run 5km yesterday.
実際に過去にした行為を表すので,was able to が正しいのです.
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英作文では,was able to を使うのが無難だよー!ではまた!