【英文法】現在形とは「今」だけではなく「過去」や「未来」にも成り立つ状態や動作のこと!
この記事はこんな人にオススメです
  • 英文法を1から学習している人
  • センター試験の対策をしている人
  • 現在形の本当の意味を理解したい人

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
本日は,動詞の現在形についてやっていきます.
実は,動詞の現在形というのは,現在だけを表すものではないのです.
(習慣や変わらない真理というふうに学校では習うと思いますがちょっとそこは忘れて下さい)

現在形は「今」を中心にして「過去」や「未来」にも成り立つ状態や動作を表すことで,過去・現在・未来を通じて変化のない事実を表すことができる.

Forest参照

ペンのすけ

えっ!?「今」を中心に,過去も未来も表すの!?それってどういうこと!?


実際に例文を見ながら理解していきましょう!

例題

例えば,以下の例文のようなものです.

I always drink coffee after lunch.
(私はランチの後にいつもコーヒーを飲む)

このdrink は現在形ですが,「今」を中心に,過去から未来にわたって繰り返されるものだと考えることができます.
「今だけ」コーヒーを飲む訳ではないのですね.
なので,現在形は,alwaysなどの頻度を表す副詞がつきやすいです.

頻度を表す副詞
  • always (いつも)
  • usually (たいてい)
  • often (よく)
  • sometimes (ときどき)
  • seldom (めったにない)
  • every day (毎日)
  • once a week (週1回)

などなど

このようなことから,学校では現在形は「習慣」を表すと習ったりします.

ペンのすけ

I go to school. は「学校へ行く」と訳されるけど,毎日学校へ行くのは学生だから,「私は学生ですよ」というようなニュアンスが入るんだね!


ペンのすけ

アメリカ人に「お仕事は何?」と聞かれたら「I go to school」と答えても良いんだ!

不変の真理や一般的な事実も「現在形」!

現在形は,過去・現在・未来を通じて変化のない事実を表すことができるので,「習慣」だけではなく,「変わらない真理」や「一般的な事実」なども表すことが可能です.

The moon goes around the earth
(月は地球の周りを回る)

It rains a lot in Kochi prefecture.
(高知県はたくさん雨が降る)

月が明日や明後日,地球の周りを回らなくなることなんてないですし,来年,高知県が砂漠化することもないです.
これらの不変の真理や,一般的に知られている事実に関して,「現在形」が使われます.

ペンのすけ

水が水素と酸素からできていることは不変の真理だ!Water consists of hydrogen and oxygen.

現在形は「確定した未来」も表す!

一般的な事実」も現在形を使うといいましたが,「確定した未来」にも使えます.
確定した未来に使えますが,これは「今」の時点でそれが決まっており,変更の可能性がない場合です.

The bus arrives at ten.
(バスは10時に来ますよ.)

9時半くらいの会話でしょうか,10時というちょっと先の未来の話をしていますね.
現在形で確定した未来のことを話す場合,「移動」や「物事の開始」の意味合いの動詞が多いです.
よって,時間的な情報を持つ副詞がついてきたりします.

現在形で「確定した未来」を表すのによく使われる動詞
  • go
  • come
  • leave
  • arrive
  • start
  • begin
ペンのすけ

未来のことは,現在進行形にしないといけないと思っていたけど,そうではないのだね!なるほどなー!

現在進行形で「未来の予定」も表すことができる

未来の予定を表すときに,動詞を現在進行形にするのはよく見かけますね.
これは,未来に向けて,具体的な準備をしているという内容が含まれます.

I’m leaving for China tomorrow.
(明日,中国に行きます)

明日という未来の予定をleaving (現在進行形)でかけます.
中国に行くために,身支度をしたり,サクサクと旅行の準備をしている状況がこの一文から読み取れます.

ペンのすけ

準備忙しそうだなーという感じで見守っておこうね!

未来を表すそのたの表現: be to構文

実は「be動詞+to不定詞」も未来の予定を表すことが可能です.
「〜することになっている」という状態を表したいときに良く使う表現です.
詳しく理解したい人はこちらを!

練習問題

1>
A: Have you seen Yoko recently ?
B: No, but <  ?  > dinner with her on Sunday.

① I’m having
② I’ve been having
③ I’d have
④ I’ve had

センター試験(頻出英文法・語法問題1000)

2> Water <  ?  > at a temperature of 100 degrees centigrade.

① boils
② is boiling
③ was boiling
④ use to boil

上智大(頻出英文法・語法問題1000)

練習問題の答え

1>の正解は① I’m havingです.
haveを「(dinner)を食べる」という動詞で使い,進行形で未来を表すことのできる形にしてます.
on Sundayと,後ろに時間を表す副詞があるのがポイントです.

2>の正解は① boilsです.
直訳は「水は摂氏100度で沸騰する」です.
現在形で不変の真理を表しています.
不変の真理は現在形で表し,実勢の一致などの制約を受けません.

ペンのすけ

みんなできたかな!?