- 博士課程の人・博士課程に進学する予定の人!
- 若手研究者海外挑戦プログラムに興味がある人!
- 申請書の書き方を勉強したい人!
こんにちは.けんゆーです(@kenyu0501_)
今回2度目の「若手研究者海外挑戦プログラム」に応募します.
現在は平成31年度分の募集が来ていて,ちょうど申請書を仕上げるために,あれやこれや頑張っている時期です.
実はこの「若手研究者海外挑戦プログラム」かなり新しい博士学生に対する取り組みで,募集自体も3回目です.(一番最初は不採用Aでした...)
では,どのような制度なんでしょうか.
おいらも資料を作っている最中で推敲をしているのですが,制度についてまとめながら申請書をさらに練って行きたいと思います.
今回は通るぞーーー!
若手研究者海外挑戦プログラムに応募するための書類書いたー。
通ればいいと思いつつ、海外で病気になったら嫌だなぁ。。
もし通ったら、人間ドック先に行こう。。
— けんゆー@博士課程 (@kenyu0501_) September 15, 2018
若手研究者海外挑戦プログラムとは?
どのような制度か簡単に説明します.
具体的に知りたかったら,HPを参考にしてね.
どんなプログラムか?
博士後期課程の学生が,3ヶ月〜1年程度,海外のラボでそこの研究者とともに研究をするための支援制度.
派遣国によって異なるが,100万〜140万円の滞在費が支給される.
日本学術振興から発表されている公式ポスターはこちら
対象にする分野は,人文科学,社会科学,自然科学の博士課程で,採用人数はだいたい140人程度らしいですね.
さらに,連続して3ヶ月以上,研究のために海外に滞在した経験がない人らしいです.
これはチャンスです.
ある程度海外経験者勢がこれでふるいに掛けられているので,チャンスが広がります(一回落ちてますけど..笑)
受付期間は9月28日までですが,これは大学で申請書を一括でまとめて日本学術振興会に送るので,注意が必要です.
なのでおそらくその1週間前が学内締め切りで設けられていると思います!!!
まだ申請書を書いていない人,,いるのかわかりませんが,ラボの教授や知り合いの方に急いで相談を!!
採用率って意外と高い!!
まだできて間もないからでしょうか?
採用率が非常に高いのです.実際に学術振興会のHPに記載されている過去2回の採用率はこちらです.
H29年度 → 42%!
H30年度 → 53%!!
驚異的な採用率です.つまり計算上で言うと二人に一人は受かる!!!笑
だからと言って申請書はしっかり工夫して書かなければいけないですよね.
運ではないのです!笑
ちなみにおいらが申請したH29年度の審査領域は工学領域.
なんと28人中12人も採用されていました.
おいらは不採用Aであえなく撃沈.
今年こそ頑張ります!!!
前回書いた申請書を公開します!!
別に落ちた申請書なので特別ではないのですが,だれかの参考になると思って申請書を公開します.
何度も言いますが「落ちた申請書」です.
申請書として研究に関するページは4ページです.
当時と今回,変わっていませんでした.
当時の申請書も見返すと非常に読みにくくて,図もカラーでいいのに白黒で作ったりしているところもあり反省です.
4ページの研究に関する内容は以下の通りです.
1.現在までの研究状況
2.研究業績
3.派遣先における研究計画
4.外国で研究することの意義
の4つです.
現在までの研究状況
学振の申請書類にかなり類似しています.
背景や問題点,解決方法など,それぞれ提示されている順ごとに項目だてし,書類を作っていきます.
研究業績
オーラル発表は割としていたのですが,ジャーナルがありませんでした.
当時はギリギリ一本アクセプトされて,雑誌が印刷される前だったので,
とりあえず採録決定済みと言うことで一本査読論文を出しました.
この時は,ドクター入ってすぐだったなー.
皆さんもマスターの間に一本書いておいたほうが良いですよ...とほほ
派遣先における研究計画
ここが一番悩みましたね.もうあんまり記憶がないのですが.
図をどのように配置するかなど,当時はものすごく考えていたのですがいま見返すと,余白の使い方が甘かったり言葉遣いが甘かったり色々と過去の自分に指摘したいことがたくさんです.
海外で研究することの意義
もうなんか,ブロック体の太文字が多すぎてすごく読みにくい!笑
もうちょっと考えて強調の部分を書くとか,,,って言っても遅いですが.
今回の資料は自分の資料をもう一度見直して再度挑戦です!
学振の申請書に関しては採用されたものを公開してます
参考にしてみてください
この申請書を書くにあたりすごいオススメの書籍
大上雅史さんの「学振申請書の書き方とコツ」すごくオススメです.おいらもすごく参考にしました.
本人の申請書やその知り合いの申請書など実際のものを使ってどのように書いたら効果的なのか,具体的な書方のコツがたくさんあります.
フォント一つとっても悩ましい申請書ですが,どの組み合わせが良いかなど多く乗っています.
ちなみにおいらも完全に真似しました,
では,博士課程の学生の皆さん!一緒に頑張りましょう!!
けんゆーさん、初めまして。
今年の4月から博士1年生のクリリンと申します。
私も海外挑戦プログラムの申請書を書いている最中なので、このサイトの記事は非常に参考にさせて頂いており、大変助かっています。ありがとうございます。
海外挑戦プログラムについて相談できる人が周りにいなく、1点相談させて頂きたいのですがよろしいでしょうか?
相談内容は、申請書の「2.現在までの研究状況と研究成果」の項目の比率です。該当の内容について1ページしか記載できず、「研究状況」と「研究成果」の記載のバランスや、申請書に書くべき業績の取捨選択などで悩んでおります。けんゆーさんが注意している点などがあれば、ご回答いただければ幸いです。
クリリンさん,はじめまして.
海外挑戦プログラムの書類作成大変ですよね.
僕は2回落ちましたので,参考になるかどうかですが,,,笑
「2.現在までの研究状況と成果」の研究状況と成果ですが,基本的には,申請書に書けと言われている「研究の背景」や「問題点」,「解決方法」などを文献をあげながら順番に書いていき,後は要らないところを削ぐ,という風に注意して書いていたと思います.
図込みの1ページしかないので,かなり要点を絞らないといけないですよね.
申請書に書くべき業績は,あれば何でも良いと思いますが,ありすぎた場合は,申請書に書いた研究に関係のあるモノを選ぶか,査読論文,査読プロシーなど,そういった客観的にみて成果としてカウントされやすいモノを書いていたら良いのではないでしょうか.
回答になっていないと思いますが,後は,時間の許すまで,書いて直して書いて直して,の繰り返しかな,,と思います.
応援しております!
けんゆーさん
お忙しいところ、丁寧にご回答いただきありがとうございます。
大変参考になりました。応援頂きありがとうございます。
これだけ狭いと申請書の項目の見出しに1行使うのもはばかれますが、
業績を絞って、分かりやすく書くしかなさそうですね。
一方で、業績を減らし過ぎると、自身の研究遂行能力の部分の評価がアピールできないので、悩ましいところです。
時間の許す限りしっかり書き、推敲の時間をたっぷりとりたいと思います。
お忙しいところ、ご回答いただきありがとうございました。
クリリンさん,
いえいえ,とんでもございません.
僕でよければいつでもです...
そうですね.狭いので,1行が貴重ですよね.
ご推敲大変だと思いますが,頑張って下さいませ!