- 「みんなのIoT」が気になるっていう人
- ラズベリーパイとかpythonが好きな人
こんにちは.
最近はよくRaspberry PiとかPythonとか,機械学習とかのキーワードがついた本を色々と読み漁っていますが,
本日は「みんなのIoT」という本を読みました.
学校の図書館で毎月10冊くらいは本を借りるのですが,それでも書店に行くとついつい買ってしまいます笑
(毎月の書籍代を抑えるともう少し美味しいものが食べれるのですが,どうしても本を買ってしまいますよね..)
「みんなのIoT」の大枠
コンテンツ(チャプタ)としては以下のようになっています.
- IoTってなんだろう
- IoTと電子工作
- IoTとプログラミング
- IoTとデータ
- IoTとクラウド
- IoTとAI(人工知能)
の第6章までの構成となっています.
基本的に,各章ごとにIoTと絡む何かをテーマにして話が進んでいきます.
本書を一通り読むと,IoTがある程度理解できて,それを実装するときにどのようなことが必要なのかが分かり,IoTが与える社会的インパクトを感じることができる,,,と思います.(ちょっと誇張しました笑)
そもそもIoTってなに?
たまに誰かに,IoTって何?と聞かれるのですが,
「あぁぁー,現代はあちらこちらに多種多様なセンサーがばら撒かれていて,おいら達の動きはデータ化されているのにぃぃ」
って思ったりしますが,まだまだIoTを知らない人は沢山いると思います.
おいらの体感では,「IoT」は2,3年前くらいにバズワードだったような気がしていますが,
まだまだ工学部(山口大学)ですら,IoTってキーワードを出すと首を傾げる学生はちらほらいます.
でもこの本は,IoTってなに?って感じの人にもオススメできる超入門書だと思います.
IoTは別に新しい概念ではなく,本質的には単なるインターネットです.
ただ今では,センサーやコンピュータの低価格化,高精度化,小型化が進み,
モノにも通信機能やセンシング機能をブチ込めるようになりましたね.
そうすると,日常は変わるし,いやいや,もうパラダイムシフトって起こっているぞ!みんな!!
的なことが書かれてます笑
歴史を紐解き,「ムーアの法則」や「チープ革命」などをもう一度確認し,来たる未来を提言しているところも面白いです.
しかし第1章は超ビギナー向けの教科書です.
IoTと電子工作,プログラミング
実際に,この章からは手を動かしてIoTに関連するモノを工作します.
めちゃくちゃ丁寧に,ラズベリーパイやアルディーノの説明があります.
おいら的には,ページが嵩張るので,そこらへんは割愛して欲しいですが,初心者には喜ばれそうですね.
また,ラズベリーパイとか,アルディーノは本当にやっておいたほうがいいですよ!
すごく簡単で面白いです!
このブログでもいくつか実装(ラズベリーパイ・アルディーノ)しているので紹介します!
センシングして,インターネット経由でどこかに伝えたいときにすごく役に立ちます!
プログラミングは,基本的にはラズパイだとpythonで実装し,アルディーノではCライクのアルディーノ言語(Cが読めたら大丈夫)で実装しています!
IoTとデータ
こちらも基本的には,プログラミング目線で書かれていました!
データを取得するときの型とか,どのような種類のデータがあって,どのようなセンサーからそれを取得するか,
などです.
IoTとクラウド
オブジェクト指向に関しての説明文が導入にあり,面白かったです.
中盤から実際にクラウドAPIを使用した実例府が紹介されます.
例えばTwitterへのツイートなどが書かれています.
本ブログでも,技術的なプログラム実装はしているので,もし良かったらのぞいて見てください!
でも,TwitterのAPI取得って現在ではものすごくハードになっているのですよね.
最近,Twitterの画像を集めてモザイクアートの生成をしましたが,その時にすごく戸惑いました.
(申請に落ちました笑)
Twitterだけではなく,その他スクレイピングなども乗っているので,割と面白いと思います!
今度時間があれば,おいらも実装してみます!
IoTとAI(人工知能)
この章では,マイクロソフトのBing Speech APIを使った音声認識のAIを作ろうというコンセプトもとで話の内容が進みます.
ラズベリーパイでスマートスピーカが実装できると面白そうですね!
但し,マイクロソフトのBing Speech APIは,開始日より30日間とAPI呼び出し5000回の上限制限があるので,AIを試しに使ってみたい!っていう人にはオススメですが,それ以外の方には,ちょっと,,,って感じです!
話の内容はとても面白かったので,読んで見ても良い一冊です!
話の内容もすごく濃かったのでオススメの一冊です!