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こんにちは.けんゆーです(@kenyu0501_) 今日は大学に行く理由をもう一度考えたいのだな!
スタディサプリの現代文講座で,村上陽一郎「科学者とは何か」を読みました.
おいらも一科学者として,とても感動したので,シェアします.
大学の本質を考えてみる
学ぶ意欲が一番大事だが現在は,,,
現代の大学生たちは,もしかしたら大学の存在意味をちょっと間違えているのかもしれません.
大学というのは,自分の知的好奇心を満たすものだと思います.
つまり,学びたいから学ぶという姿勢が最も大事だと思います.
もちろん大学の存在意義は色々とあるのですが,最も大事だと思うのは,学ぶ意欲!だと言い切りたいです.
しかし,現代の大学に通う学生のモチベーションはおそらくリセンシアート(資格取得者)になることであると思います.
これは,〇〇大学に通っていうという資格や,〇〇大学卒という肩書きです.
こういった側面が大きくて,本当に学びたい分野でもないものをダラダラと過ごしていたり,テストで点を取るためだけの一夜漬けの暗記を強いられていたりすると思います.
もちろん,これは一部上場企業に就職したい!などの希望を叶えるためには,〇〇大学卒というのはある種必須である側面があるので仕方ないことだとも理解していますが,ちょっともったいないのです.
(例えば,ドラゴン桜などで言われている東大入学というブランドは超プラチナ級のスペシャルチケットだと言われていて,一般的にはもちろんそうだと思いますがやっぱりそこで何を学びたいかって重要だと思うんですよね.)
歴史をふりかえって大学をみてみる
1500年以上も前から科学の共有は,,,
ちょっとだけ大学ができた歴史を振り返ります.
科学の歴史というものは,かつてはかなり厳格なものでした.
つまりどういうことかというと,学ぶこと自体が非常に難しかったのです.
知識と技術を「ノウハウ」という言葉で括らせてもらいます.
かつては,この「ノウハウ」を伝承してもらうのは,縦の社会構造でのみ行われいました.
つまり,親から子へ,の時代です.
(もしくは師弟)
学びたいという希望があっても,極限られた人たちしか学べないという環境でした.
また,ノウハウも不特定多数の人は公開してはならないという厳格なルールもありました.
そのノウハウの共有を行ってしまって罰を受けた例として以下があります.
- プロメテウスは人間に火を伝えて神に罰せられたと言われている
- ピタゴラス教団も「樽詰めの刑」にされたと言われている
などです.
昔の人はノウハウや科学,数学の共有が堅く禁止されていたようです.
中世12世紀では一変!!
しかし,中世12世紀,ルネッサンス時代に「ノウハウ」の伝承が一変します.
大学という機関ができたからです.
これまで,ノウハウは縦のみの伝承でしたが,知識のみ横に解放されるようになったのです.
(技術の継承は解放されてませんが,知識の継承は解放されるようになりました.)
つまり,技術と知識はこれまでノウハウとして一体だったけれど,そこから大学機関というものができてそこから知識の分離が起こったのです.
知識を学びたいという意欲がある人は誰でも学べるようになったのです.
しかし,この時代の大学というのは現代の大学機関の役割とは少し異なります.
そこを卒業することで別に評価されるようなものではないし,もちろん「資格」なんてものもない.
ただ単純に知的好奇心を満たしたい人たちの集まりです.
もちろん定期試験なんてありません.
全員が好んで勉強に励み知識吸収と共有に切磋琢磨してます.
現在のような職業に就くための教育機関ではなかったのですね.
なんか素敵だ!
現代の大学へ行く意味をも一度考えたい
現代は,大学に行くために,中等教育(中学校,高校)の整備があり,ほとんど全員が大学へ進学します.
これはもちろん素晴らしいことですが,知的好奇心の欲求をもっと高めるとより楽しくなるし,本質的な気がします.
そして,こんな世の中に生まれてラッキーと思いたいのです.
時代に感謝して時代を使いくれ!!!
大学なんて行っても意味のないと言われたりしますが,
結局,知識吸収にどれだけ貪欲になれるかによって,大学生活の充実度って変わると思うんですよね.
学ぶ意欲が出る領域に,自分の身を置くというのは,有効な選択肢の一つで,大学もその一旦を担う機関です.
もっと楽しくなれれば良いなーと思った今日この頃でした.
おわり.