脳波計のEmotiv Epoc+でラピロを動かしてみた【ブレインマシンインターフェース】
この記事はこんな人にオススメです
  • 脳波を使ったアプリケーションに興味がある人
  • ブレインマシンインターフェースの研究をしている人
  • Emotiv Epoc+を使用している人

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
半年前に購入したEmotiv EPOC+を使ってブレインマシンインタフェースの枠組みを作りました.


今回のものは,コンシューマー向けの脳波計Emotiv EPOC+を使って,二足歩行ロボットのRapiroを動かすというものです.
このような感じです.

どういう仕組みで動いているのか

処理自体はかなり簡単です.
Emotiv EPOC+でどこか1箇所の脳波信号を取得して,4秒毎に周波数解析を行います.
高周波の値が高い場合に,「ラピロ」へ「シリアル通信」で信号を送るというものです.


Rapiroの動作自体はArduino(ラピロについている)に組み込まれています..
(ラピロArduino自体のプログラムは,公式で配布されているものです.)
ラピロは腕や脚など,合わせて12個のサーボモータが入っていて,あらかじめOn-Off制御にて動作するようになっています.

4-30 Hzで帯域制限をしているのは,脳波の生理学的意義を有する周波数が大体この辺の帯域のためです.
詳しくは以下を参照してください.

これらは処理系は全てPythonで記述していますが,ラピロの組み込み系はArduinoの言語です.

PythonなどでEmotiv EPOC+を動かしたい場合は,EmotivのDeveloperページを参考にして作ると良いと思います.
EmotivのDevelopersページ

ラピロは脳波を使わなくても色々と遊べて面白いのでオススメです.