- 脳波を活用した製品化のアイデアを考えている方
- 脳波を応用した海外特許の状況をざっくりと知りたい方
- こらから脳波を使った製品開発をしてみたい方
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
現在,脳波を活用した特許関連の調べ物(主に海外)をしているので,ブログにまとめておこうと思います.
どれもネットサーフィンで手に入る情報ですので気になるといった方は,ソースの方に飛んでください.
また,この記事は2019年7月25日に執筆しました.
Microsoftの特許
Changing an application state using neurological data
脳波データ(神経学的情報)を用いて,ユーザが使用するアプリケーションの状態を変更するための技術です.
ユーザが考えている目的の状態に上手く操作されない場合,脳波を用いることによって考えるだけで上手く目的に沿うようなフィードバックがかかるようです.
つまり,間違って操作したものを手作業で直すということがいらなくなるのですね.
なかなか夢のある技術だ
脳波ビジネス,BCIビジネス,市場開発に関する調査
株式会社AQU先端テクノロジー総研さんが出している調査報告書(PDFはこちら)がなかなか優秀なのではないかと思っています.
ただし,ざっくりと概要を読むことはできますが,有料のようです.
脳波を利用した製品サービスを中心に色々と調査をしているようです.
- 製品サービス
- 需要動向
- 開発動向
- 特許の動向
- 市場展望
などなどの記載があるようです.
世界におけるブレインコンピュータインタフェース(BCI)市場は、2017年 1,000百万ドルを突破、近年年率10%以上で成長しており、今後も市場は医療ヘルスケアやゲーム・エンタテイメントなどの需要拡大がけん引して、15~22%程度の高成長が続くものと見ている。2022年には、2,500百万ドルを超えるものと予測している。
p.3「はじめに」より引用
ブレイン・マシン・インターフェース BMI
BMIは世界中で注目を浴びています.
特にアメリカでは2013年にオバマ大統領が発表したThe BRAIN Initiative(BRAIN: Brain Research through Advancing Innovative Neurotechnologies)から5年以上が経ちました.
投資総額はなんと5000億円以上にものぼるようです.
(こちらの資料「2019年に注目すべき技術」がわかりやすいです.)
上の記事から引用ですが,「ICT分野:脳情報による通信と新しいアルゴリズムの開発」も分かりやすかったです.
米国の情報コミュニティの R&D部門である米諜報高等研究計画局(IARPA:Intelligence Advanced Research Projects Activity)は, MICrONS(Machine Intelligence from Cortical Networks)プロジェクトを推進している.このプロジェク トは,脳が行う高度な認知・学習・記憶などの活動を詳細に解明し,最終的に機械学習の新しいアルゴリズ ムを開発して,諜報分析や偵察衛星からの画像分析などに活用することを目的としている.
p.4 「2019年に注目すべき技術」より引用
また,調査会社のJuniper Researchによると,BMIのデバイスの出荷数が2030年に2560万台に増えると予想しているようです.
(2019年現在は,約35万台)
最近,ホットな話題といえば侵襲式BMIを発表したNeuralinkですよね.
頭蓋内埋め込み型のBMIで,脳とコンピュータを直接つなぎ,AIの技術を最大限活用する狙いがあるそうな,,,
イーロンマスクすげー
世界中はBMIに夢中なのです.
適当に終わり