【英文法】不定詞の3つ用法(名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法)を絶対に理解する!!!
この記事はこんな人にオススメです.
  • センター英語の勉強をしている人
  • 英語の学習が好きな人
  • 不定詞の3用法について理解したい人

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
中学で学習する範囲かもしれませんが,今回は不定詞の3つの用法について学習していきます.
覚えていますかね,名詞的用法形容詞的用法副詞的用法の3つです.

ペンのすけ

この中でも,形容詞的用法が試験によく出るよー!

名詞的用法

名詞的用法というのは,不定詞の形で,名詞Sになったり目的語O補語Cになったりします.
超簡単ですね.
例えば以下,

To play football is hun.
(フットボールをすることは楽しい)
→ to 不定詞が名詞Sになりました.

I  want to go there.
(私はそこへ行くことを望む)
目的語Oになりました.

My dream is to become a soccer player.
(私の夢はサッカー選手になることです.)
補語Cになりましたね.

ペンのすけ

ここら辺は,中学の知識なので楽勝だぞ!

形容詞的用法

名詞的用法は簡単すぎるので,あまりセンター試験に出ませんが.形容詞的用法は結構問われます.
名詞を修飾して,形容詞的にふるまいます.形容詞的にふるまう際に以下の3つの関係があります.

  1. 主格関係(SVの関係)
  2. 目的格関係(VOの関係)
  3. 同格関係

それぞれを深掘りしていきましょう.

1. 主格関係(SVの関係)

この場合のto不定詞は,名詞を修飾するために働きます.
例えば以下.

she has no friend to help her.
(彼女を手伝ってくれる友達はいない)

no friendがSで,to helpがVです.
すなわち,彼女は友達がいなくて,それはどんな友達かというと,helpしてくれる友達がいないのですね.
to helpがどのような友達であるかを修飾しているわけです.

困っても助けてくれる人がいないなんて悲しいっす.

ペンのすけ

泣きたくなるような例文を持ってくるのではない!

2. 目的格関係(VOの関係)

直前のワードが,to不定詞のための目的語Oになるパターンです.
OとV(to 不定詞)が逆転するので,不完全文になります.
まあ,例題を見た方が早いのです.

she has no friend to help.
(彼女は,手伝うための友達がいない)

この場合は,彼女自身は困ってないです.
手伝うためのお友達がいないという(清々しい?)状況です.

to helpを動詞Vとして考えると,その目的語Oがfriendです.
逆転しているので,他動詞であるはずのhelpの後ろが「ボコー」と空いているのが特徴です.
不完全な形式ですね.

これが不定詞の目的格関係です.

ペンのすけ

ややこしくて難しい場合は,2,3回読んでみてね!絶対に理解できると思うから!

3. 同格関係

簡単にいうと,直前の名詞の内容をto不定詞で説明するものです.
説明するので,同じことを言います.
例えば以下.

The action to tell her the truth.
(彼女に真実を告げる行為.)

この時のto不定詞の内容は,直前のThe actionのことですよね.
同格です.
つまり,the action = to tell her the truthなのですね.

この同格関係は,ability to ~ (~するための能力)とか,time to ~ (~するための時間)とか,そういった場合によく出てきます.

基本,抽象的なものをちょっと具体的に言い換えたみたいな感じなので余裕です.

ペンのすけ

直前の名詞に味が出てくるね

副詞的用法

to不定詞が,名詞以外を修飾するときに使います.
(動詞・形容詞・副詞・文全体です.とにかく名詞以外)
これは結構いろんな場面で使いますが,感覚でいけちゃいます.
いろんなことで使いますが,例えばこんな感じです.

  • 目的「〜のために」
    I run to lose weight.
    (体重を落とすためにランニングをした)
  • 結果「その結果〜だ」
    He grew up to be a doctor.
    (彼は成長して,その結果,お医者さんになった.)
  • 原因「〜が原因で」
    She was surprised to read the newspaper.
    (彼女は,新聞を読んだことが原因で驚いた.)
  • 程度「〜するほど」
    I am too hungry to sleep.
    (眠れないほど,腹ペコだ.)
  • ifの代用「もし〜すれば」
    To hear her speak English, you would take her for an American.
    (もし,彼女が英語を話すのを聞けば,彼女をアメリカ人だと思うだろう.)

to不定詞は万能ですね.
if の代用表現については詳しくこちらの記事で解説してます.
(参考:ifの代替表現についてまとめる!ifはあんまり使われない!?)

ペンのすけ

すげーたくさんの用法があって草

練習問題

1> The question <  ?  > at today’s meeting is whether we should postpone the plan till next month.

① discussion
② is discussed
③ to be discussed
④ to be discussing

センター試験

2> To <  ?  > matters worse, it began to rain.

① do
② make
③ become
④ get

センター試験

3> They have nothing to complain <  ?  >.

① about
② by
③ for
④ with

千葉商大(頻出英文法・語法問題1000)

4> I’m sorry <  ?  > you waiting so long. The train was delayed for an hour.

① while
② to have kept
③ to make
④ that

日本大(頻出英文法・語法問題1000)

5> John is only thirteen. He is <  ?  > to get a driver’s license.

① not old enough
② not too young
③ too old
④ young enough

センター試験

答えについて

1 > の正解は③です.
これは形容詞用法の不定詞の3つの用法の中の主格関係です.
the questionと be discussed の間に「S + V」の関係があります.

2 > の正解は②です.
ちょっとイレギュラーな問題でしたが,独立不定詞という慣用表現です.
to make matters worse で「さらに悪いことには」という意味です.
to 不定詞を使った慣用表現には,例えば,
to be frank with you「率直に言えば」や
to tell the truth「本当のことをいうと」などがあったりします.
有名ですね.

3 > の正解は①です.
形容詞的用法の目的格関係(VOの関係)です.
complain about Aで「Aについて不平を言う」という意味になりますが,aboutの後ろが何も単語が入らないというのがポイントですね.
この不完全さが良い感じなのです.

4 > の正解は②です.
不定詞の副詞的用法です.
原因を表していますね.
このような感情の原因を表すものは多くあります.例えば,
grad, happy, angry, sorry, surprise, delighted, hurtなどです.

5 > の正解は①です.
副詞的用法の程度を表す問題ですね.
否定になっていますが,to不定詞以下は,「免許を取るほどの〜」という程度を表します.
全訳は「ジョンは13歳だ.免許を取るほどの年齢ではない」です.

ペンのすけ

みんなあっていたかな!?間違っていたらもう一度チェック!to 不定詞を完璧にしようぜ!