この記事はこんな人にオススメです
- 研究者の方
- 将来研究者になりたい方
こんにちは.けんゆーです(@kenyu0501_)
おいらはTwitterで研究者の人をよくフォローしているのですが,今日はTLにこんなことが流れてきました.
科研費の審査員,種目毎に公開になったんで,誰が自分のを審査したかがはっきり分かるようになったんですね。これまではとにかく分野毎に誰かということしか分からなかったのに。びっくり https://t.co/R69EiBwV7U
— まつーらとしお (@yearman) October 22, 2018
まつーらとしおさん(@yearman)のこのツイートです.
科研費の審査員,種目毎に公開になっていたのですね.
前からなのかも知れませんが,自分は分かりませんでしたのでちょっと驚きと嬉しさが同時にきてます.
審査員の掲載
掲載されているのは,平成29年度の審査委員を「分科」毎に掲載しているようです.
こちらのページから確認してみてください.
また研究種目はそれぞれ,
です.学振もないのですかね?笑
どなたが審査しているのか気になります.
おいらが2年後に卒業して,研究者になれば必ず科研費の申請は行うと思いますので,こういう情報があらかじめ開示されていたらかなり嬉しいです,
対策が打てます.
以前,「プレゼンテーションの賞を取るためのちょっとした小手技」という記事を書いたのですが,どの分野で発表して,どういう人が聞きにくるのかを考えることは非常に大事なことです.
これと似てますね.
おいらの分野(若手研究)をざっと見てみる
公式HPで取り上げられているので,そちらからおいらの分野をちょっと取り上げます.
おいらの研究分科は機械工学の知能機械学,細目名は機械システム(5507)です.
若手研究者海外挑戦プログラムをこちらで出しました.
(こちらの情報を確認していなかったので,少し悔いが残ります.)
(参考:若手研究者海外挑戦プログラムに2度目の挑戦をするぞ)
若手研究Bにおいて審査される先生を見ると,
知能機械学・機械システム | 5507 | 筑波大学・システム情報系・教授 | 鈴木 健嗣 |
東京工業大学・工学院・教授 | 岡田 昌史 | ||
京都大学・工学研究科・講師 | 中西 弘明 | ||
大阪大学・基礎工学研究科・准教授 | 前 泰志 |
の方々でした.
一方若手研究Aにおいて審査される先生方を見ると
知能機械学・機械システム | 5507 | 東北大学・工学研究科・教授 | 小菅 一弘 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所・知能システム研究部門・研究部門長 | 横井 一仁 | ||
九州産業大学・工学部・教授 | 榊 泰輔 | ||
東京農工大学・工学研究院・教授 | 近藤 敏之 | ||
慶應義塾大学・理工学部・教授 | 荻原 直道 | ||
電気通信大学・情報理工学研究科・教授 | 横井 浩史 |
でした.
きちんと所属や役職が確認できます.ちょっと知らなかったので本当に悔しいです!次回からはきちんと対策を立てて申請書を書いていきます.
まだ海外挑戦プログラムの結果は開示されていませんが.
審査員の公開に関して
審査員の公開に関しては,透明性や公平性があって非常に素敵だと思います.
科研費も立派な税金なので,適正な使い方がされなければなりません.
研究者だからといって傲慢にかつ不正に使ってはならず,きちんと国民に研究費の使用用途を理解してもらう義務があると思っています.
なので,おいらの学振でいただいている費用なんかも税金から捻出されているわけなので,おいらは研究活動の内容をブログに書いていたりします.
いつも巷では,研究費が足りないだとか,日本は遅れているなどと良く耳にしますが,そういう人たちの意見はちょっと具体性がいつも欠けています.
総支給額などの表面に出ているインパクトのあるところだけを掻い摘んで主張がされますが,本来であれば,
「現在何にどれくらい使われていて,これをするために幾ら必要が」
的なことを言わないといけません.無駄にお金を投じても,使い道がわからない研究者のところに渡れば無駄です.
対してプラスのない無駄な旅費か買い換える必要のないpcに消えます.
ちょっとしたハングリー精神があるくらいがちょうどいいのです.
話は逸れましたが,この審査員の開示は科研費の申請書の書き方を工夫する上で大きな目印になったりすると思いますー!おいらも今から頑張ります.
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