【英文法】分詞構文の訳し方,作り方!動詞が副詞の働きをする!?
この記事はこんな人にオススメです.
  • 分詞構文の日本語訳の仕方についてしっかりと理解したい方
  • 副詞の働きをする動詞「分詞構文」について理解を深めたい方
  • 英語が好きで好きでたまらない方

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
動詞が変化して名詞化すると動名詞,形容詞化すると分詞と言われましたね.

ペンのすけ

動詞が変化して形容詞化すると,動形容詞とかっていう名前だったら覚えやすかったのにね!分詞なんだよね


分詞については,前回の記事でやりました.
(参考:分詞とは,たんに形容詞の働きをする動名詞!?感情系に注意!)

しかし,副詞化するとどうでしょう,これは,分詞構文などと言われています.

ペンのすけ

分詞構文を,誤解を恐れずにいうと,動詞が副詞化したものなんだね!


まあ,百聞は一見にしかずなんで,まずは例文を見ていきましょう.

Seeing the girlfriend, he run away.
(彼女を見て,彼は逃げた)

ペンのすけ

おっと!いきなり楽しそうな文章ではないか!笑,彼女を見た瞬間逃げる彼氏,,,後ろめたいこともあるのですね.

上のように,彼は逃げたという事実に対して,彼女を目撃したという原因(詳細な説明)を加えています.
こういった副詞的に文の情報を加える分詞句を「分詞構文」といいます.

分詞構文の例文を見てみよう!

ペンのすけ

とりあえず,現在分詞と過去分詞を使った現在分詞の例文をいくつか見ていこう!

現在分詞を使った分詞構文

My girlfriend is taking a shower singing a song.
(私の彼女は歌を歌いながら,シャワーを浴びている)

上の文では,My girlfriend is taking a shower という文の後に, 「singing a song」という現在分詞の分詞構文が来ていますね.
分詞singingの意味上の主語は,文の主語と同じになります.

ペンのすけ

分詞構文では,意味上の主語が,文の主語と同じになるよ!

過去分詞を使った分詞構文

Seen from above the building, she looks like an ant.
(ビルの上から見ると,彼女は蟻のように見える.)

「Seen from above the building」という過去分詞が使用されています.
この場合の意味上の主語は,もちろんsheです.

ペンのすけ

彼女が,ビルの上から見られているんだね!

分詞構文の訳し方

分詞構文には,色々な訳し方が存在しますが,場所によってほぼ決まってしまいます.
大きく分けて,以下の3つのような構造をとると思います.

  • -ing〜,S V.
  • S,-ing〜,V.
  • S V,-ing〜.

ペンのすけ

前にあったり,後ろにあったり,ときには名詞と動詞の間にあったりするよ!


肝心の訳し方は以下のようになります.

  • -ing〜,S V.
  • S,-ing〜,V.
    「て」,「と」,「で」,「時」など,(文に合うように適当に訳して良い)
  • S V,-ing〜.
    「そして」,「〜しながら」

上の二つは,文章に合うように適当に「て」とかで文章を繋げるように訳してOKです.

ペンのすけ

意味合いが綺麗につながればそれで良いぞ!

 

分詞構文の作り方

ペンのすけ

二つの文章(主節と従属節)を繋げる時に,分詞構文を使って繋げてみよう.

<作り方の順番>

  1. 接続詞を消す.
  2. 従属節の主語Sと主節の主語Sが同じ場合,従属節のSを消す
  3. 動詞を「-ing」か「p.p」にする.
    (能動=-ing,受動=p.p.)
    (being p.p.の場合,beingは省略される場合がある.)

When He saw the girlfriend, He run away.
(彼は彼女を見たとき,彼は逃げた)

Seeing the girlfriend, He run away.
(彼女を見て,彼は逃げた)

これで完成です!

ペンのすけ

WhenとHeが省略されて,sawがseeingになったね!

<注意>
※主節と従属節のSが異なる場合は,意味上の主語Sは「残す」.
※Sが「一般の人」の場合は,主節と違っても「省略」される場合がある.※分詞構文の時制が,主節より「一つ前」であれば「having + p.p.」.※Notは分詞構文の前に置く.

「having + p.p.」の例

Having read the textbook yesterday, I am able to answer the question.
(昨日,教科書を読んでいたので,私はその問題に答えることができる.)

主節が現在の話をしているのに対して,従属節では過去の話をしています.

ペンのすけ

yesterdayがキーワードになっているので,わかりやすいね!


こういった場合,分詞構文の時制が,主節より「一つ前」なので「Having + p.p.」を用います.

Notの位置の例

Not knowing what to do, I consulted my sister.
(どうして良いか分からなかったので,私は姉に相談した)

Knowingの前に,Notが来ているのがわかると思います.
元々の文章はこちらです.

Because I didn’t know what to do, so I consulted my sister.

こちらから,接続詞のBecause と,従属接続詞のSが消えました.