NewsPicks編集長、佐々木紀彦さんの「日本3.0」を読んで

久しぶりにブログを更新します。毎日書かないとだめですね。わかってます。わかっているのですが、なんかこう倦怠感というか日本の誇るマンガが楽しすぎるとかいろんな要素がありすぎて、気が付いたら最後の投稿から一週間何もしてませんでした。が、今日からまたぼちぼち頑張ります。

 

今日はそして何を書くかというと、超面白い本を読んだので紹介しておきたいなと思います。

その名も、
日本3.0!!
みなさんNewsPicksしてますか?超優秀なニュースキュレーションサイトなんですけど、それの編集長を務める佐々木さんの本ですね。

どんな本かというと、

2020年には、日本に大きな転機が来るよ!結構デカい変化が来るよ!!っていう事をいろんなデータや独自の見解をマゼマゼして伝える本ですね。

 

そもそも日本3.0って何かというと、近代の時代の番号というか風習の番号というか、世の中の生活のあり様の番号のようなものを表していて...

 

まあ、分かりやすく言うと、1868年の明治維新から第二次世界大戦までが、日本1.0ですね。

敗戦のあと、高度成長期に時代がガラッと変わりましたよね。それが日本2.0。

今はまだ日本2.0なんですが、2020年の東京オリンピック位を境に日本3.0が来ますよ。時代は変わりますよ!ってことですね。

 

信じられますか?(笑)

 

たしかに、ニュースを見ずに今をひしひしと生きている社会人や、バイトと学業に明け暮れている大学生にはおそらく、
「何言ってんだこのおっさん。日本3.0ってw」
っていう感じかもしれませんが、この本を読んでみると説得力があるというか、日本3.0がくるやん!って思いますよ。

 

例えば、トランプ大統領が就任したことや、ブレグジット(イギリスのEU離脱)など2016年は国外でいろんな事が起きましたね。世界ではすでに大きな変化がその国民がわかるような形で起こっているのです。

 

そして、日本はどのタイミングで国民の目に分かるような大きな変化が起こるのか?

佐々木編集長は、4つのターニングポイントになるであろう事柄を掲げています。

その4つとは、東京オリンピック、安倍政権の終わり、東京の人口減少、団塊世代の引退です。
この4つが2020年に一気に重なると、とんでもない変化が日本国民に襲い掛かるという事になると...ふーむ。

 

具体的に、以上4つ事例が絡み合う事で生まれる日本3.0では、以下のことが起こるようです。

 

  1. 年功序列の終わり
  2. 正社員と非正規社員の格差解消
  3. 男女逆転
  4. 外国人労働者の登用
  5. 難民
  6. 業界再編・伝統企業の倒産
  7. スタートアップの興隆
  8. 第4次産業革命
  9. 交通革命
  10. グローバル化

どれもかなり納得いきます。佐々木編集長は独自の鋭い洞察で、一つ一つの項目を理論的に解説されています。

今の日本の企業は特に、年功序列や、女性よりも男性外国人を雇っていないなどの風習があるので、時代についていけなくなる企業が増えるようです。

しかし日本の場合は、政府や銀行がポンコツなのでやさしいので大企業が傾いたときにどうにか助けようとします。その結果、社会はイノベーションが起きないので成長しないみたいです。なので、そんなゾンビ企業は倒産させた方がよいと。その方が社会は良くなるよと。全く同感。

 

また2030年の日本経済は、インドに抜かれ世界第4位になる見込みだそうですね。米国農務省の予想ですが日本の人口減少を考えるとおそらくそうなると思います。そんななか、この本では「量」より「質」はもちろん、注目すべきカギや日本に有利な分野を示しています。

それは、ロボットとIoT分野です。AIの分野はちょっと厳しいみたいですね。なんで、AI分野が厳しいかというとアメリカなどが圧倒的にソフトウェア系が強いからみたいです。
ソフトウェアやAIの分野は、一人の天才がいるかどうかによって勝負がほとんど決まってしまう側面があるけど、ハードウェア系なら日本は強いみたいですね。ハードウェアはノウハウの蓄積や経験、チーム力が生きるので、それに伴うロボットやIoTは十分戦えるとか。

たしかに日本の作るものは精密で安全で耐久性があって申し分ないですね。

 

日本政府としても、テクノロジーの進化においてかれずに、自動運転、ドローンの規制、シェアリングエコノミー、バイオ研究、WiFiなどの無線環境の整備、教育システムの改正などもっと寛容になってくれると、より一層希望が見えてくるのですが...

 

あと、本の中に面白い表があったので紹介しておきます。

イノベーティブな企業ランキングです。日系企業のトヨタとかソフトバンクとか名を連ねていますが、やはりアップルとかグーグルとか強いですね。

こんな面白い表とかもこの本の中ではたくさん見ることができます。

おすすめです。2020年までに是非一読してください!(笑)