【英文法】<前置詞+関係代名詞>の考え方について
学習ポイント
  • 関係代名詞の中は不完全
  • <前置詞+関係代名詞>はセットで扱える.
  • セットで先行詞の後ろへ行くと完全な文になる

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
前回,形容詞節を作る関係代名詞の説明をしましたが,今回はそれよりも一歩進んだお話です.
(参考:形容詞節を作る関係代名詞の超基本をまとめる)
関係代名詞と前置詞」がセットになっているパターンを考えたいと思います.

関係代名詞が前置詞の目的語の働き

ペンのすけ

目的語だけではなく,その前置詞も一緒に,セットにして関係代名詞として使うことができるんだね!

<関係代名詞の作り方>

This is the town. + He was born in the town.

形容詞節のthe townを関係代名詞のwhichにして,先行詞の直後にくっつける.
(the townは,itの目的格なので,which)

【完成1】This is the town which he was born in.
(ここは彼が生まれた街です,)
※関係代名詞節は,不完全

<前置詞+関係代名詞の作り方>

目的語の直前のinも先行詞の直前にくっつける.

【完成2】This is the town in which he was born.
(ここは彼が生まれた街です,)
※関係代名詞節は,完全

なお,【完成1】の前置詞が関係詞節の後ろに残った場合は,whichの代わりにthatを使うこともできます.
さらに,その関係代名詞(which,that)は,省略されることが多いです.
<前置詞+関係代名詞>の場合は,省略することができないです.

ペンのすけ

口語体ほど省略されて,文書体ほど【完成2】のようになるよ!

<口語体から文語体へ>
1はより口語体,3にいくにつれて文章体へ

  1. This is the town he was born in.
  2. This is the town which (that) he was born in.
  3. This is the town in which he was born.

先行詞+<名詞+of+関係代名詞>のパターン

ものすごい複雑な文章ですが,<名詞+of+関係代名詞>なども同時にまとめることも可能です.

<例文>
He seemed to be filled with anxieties. + I couldn’t imagine the cause of anxieties.
(彼は不安でさいなまれている様だ.+ 私にはその不安の原因が想像できなかった. )

<関係代名詞を使う>
He seemed to be filled with anxieties the cause of which I couldn’t imagine.
(彼は私には原因が想像できない不安にさいなまれている様だ.)