- 関係代名詞・関係副詞の後ろにeverが付いたもの!
- すでに「先行詞」を含んでいる!
- 「たとえ〜しようとも」という譲歩の文章になる!
- 複合関係詞は,形容詞節だけは作らない!
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
関係詞の中でもちょっと馴染みの薄い複合関係詞を解説していきます.
whoeverなどの後ろにeverがつくものだよね!?
そうですね.
後ろに関係詞で使われる単語(whoやwhich)の後ろに,everが付いたものですね.
では,どのように使われるのでしょうか.
早速やっていきましょう!
複合関係詞の一覧
まずはざっと一覧から!
複合関係詞には,
- 複合関係代名詞 (4つ)
- 複合関係副詞 (3つ)
と呼ばれる2種類があります.
それぞれ,関係代名詞と関係副詞からの派生なためです.
<複合関係代名詞>
これらは,名詞節・副詞節の両方を作る
- whoever
- whomever
- whichever
- whatever
<複合関係副詞>
これらは,副詞節のみを作る
- whenever
- wherever
- however
複合関係代名詞 | 複合関係副詞 | |
---|---|---|
節 | 副詞節・名詞節 | 副詞節 |
後ろの形 | 不完全 | 完全 |
ちなみに,意味はどちらも「譲歩」で訳します.
「譲歩」で訳すとは!?
複合関係詞の-everがついている節は,全て「譲歩」で訳すと上手くいきます.
「たとえ〜でも」とかいうやつですね.
日本語と英語は譲歩の意味が逆でちょっと迷うよね.下の参考のページで詳しく解説したのでよかったら見てください!
(参考:日本語と英語の「譲歩」の違いとは!?)
譲歩とは,自分の主張にとって都合の悪い事実を認めた上で,それでもなお自分の主張は変わらないということを述べる表現方法のことである.
複合関係代名詞の使い方について
基本的には,名詞節で使おうが,副詞節で使おうが本質的には,『譲歩』の意味合いを含んだニュアンスになります.
副詞節の方がそれが分かりやすいですけどね!
<副詞節の例文>
・Whoever opposes this plan, I will do it.
(たとえ誰がこの計画に反対しても,私はそれをやる)
<名詞節の例文>
・Whoever opposes this plan will be punished.
(この計画に反対した人はたとえ誰でも処罰されます)
名詞節の例文,独裁的で恐ろしいな...もっと良い例文なかったのかよ!
複合関係代名詞の置き換え
複合関係代名詞は,anyoneやany one,anythingなどと,who,whichを用いて置き換えをすることが可能です.
<複合代名詞の置き換え>
- whoever = anyone who
- whichever = anything which
- whatever = anything that
<副詞節の例文>
・Anyone who opposes this plan, I will do it.
(たとえ誰がこの計画に反対しても,私はそれをやる)
複合関係副詞の使い方について
whenever,wherever,howeverを扱う複合関係副詞について見ていきましょう.
<例文①:副詞節>
・wherever you go, you have to remenber that you are at risk of being targeted.
(なたはどこへ行こうとも,狙われている危険があることを覚えておかなければならない)
えっ,怖いね,,,トムクルーズじゃん
<例文②:副詞節>
・However tired he is, he always smiles.
(どんなに疲れていようとも,彼は笑顔を絶やさない)
複合関係副詞の置き換え
複合関係副詞も以下に示すように置き換えが可能です.
<複合代名詞の置き換え>
- however = no matter how
- whenever = no matter when
- wherever = no matter where
<例文②:副詞節>
・No matter how tired he is, he always smiles.
(どんなに疲れていようとも,彼は笑顔を絶やさない)
ざっくりとまとめたけど,理解できたかな!?