【英文法】be to構文は「〜することになっている」と訳すと全て解決する
この記事はこんな人にオススメです.
  • センター英語の対策をしている人
  • be to構文についてしっかりと学習したい人
  • 英語の文法が好きな人

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
今日は,to 不定詞の中の「be to構文」というものの学習をします.
「be動詞+to不定詞」の構造です.
実はbe to構文って,「〜することになっている」と訳すとうまくはまります.
(本来ならば5つの意味があると習うのですが,これ一つで大体上手くはまります.)
例えば以下.

The conference is to be held in Tokyo the day after tomorrow.

「会議は明後日,開かれることになっている

英語の構文150 Second edition

「be to構文」の一般的な解説と今回の覚え方

「be動詞+to不定詞」の「be to構文」ですが,次のような5つの意味を持ちます.
いちよう例文も載せておきます.

  1. 予定「〜することになっている」
    The conference is to be held in Tokyo the day after tomorrow.
    (会議は明後日,東京で開かれる予定である.)
  2. 義務「〜すべきである」
    You are to apologize to her for lying to her.
    (きみは彼女に嘘をついたことを彼女に謝るべきだ.)
  3. 可能「〜することができる」
    The key was not to be found anywhere.
    (その鍵はどこを探しても見つからなかった)
  4. 意図「〜するつもりである」
    If you are to pass the exam, you’d better study hard.
    (その試験に受かりたいなら,必死で勉強しなさい)
  5. 運命「〜する運命である」
    He was never to return to his hometown.
    (彼は二度と故郷に帰ることはなかった.)

例文の1〜3に関しては,英語の構文150 Second editionを,例文4,5については,Forest 5th editionを参考にしました.

しかしながら,結局本質的なことは,「〜するつもり」ということになります.
ニュアンスとして,「〜するつもり」というのはもちろん前後の文脈で変わりますが,この5つの性質がごちゃっと混ざった感じがネイティブっぽいのです.
つまり,それは予定だし,義務だし,可能だし,意図だし,運命だし,みたいな5つの性質が混ざり合った感覚ですね.

ペンのすけ

be動詞+to不定詞で,名詞的用法にもなるから気をつけてね!今回のような予定とかではないよ!詳しくは以下の不定詞の3用法をCheck!!



この「be to構文」の理解は,関正生氏の世界一わかりやすい英文法の授業を参考にしました.

過去を表したい場合は!?

“was to have + 過去分詞(done) “という形で,「〜することになっていたが,しなかった」ということになります.
実現はしなかったというところが大きなポイントです.
例えば,

was to have started that day.
(その日,出発することになっていたのだが,しなかった)

というような感じです.

発展:”was to have done”の代わりの単語

実は
・mean
・hope
・intend
・expect
をwasの代わりに使っても過去の実現されなかった予定を表す表現になります.
例えば以下.

I intended to have started that day.
(その日,出発することになっていたのだが,しなかった)

練習問題

1> At this corner there occurred an accident that <  ?  > for years.

① remembered
② was to be remembered
③ has remembered
④ was to have been remembered

近畿大(頻出英文法・語法問題1000)

2> If you are <  ?  > your dreams, you must exercise your imagination.

① realize
② being realized
③ realized
④ to realize

大東文化大(頻出英文法・語法問題1000)

3>
A: Did you rent an apartment?
B: No. We <  ?  > one, but the plan fell through.

① were to have rented
② are to have rented
③ are to rent
④ should rent

慶應大(頻出英文法・語法問題1000)

 

演習問題の答え

1> の正解は② was to be remembered です.
At this corner there occurred an accident that was to be remembered for years.
「この角でその後何年間も記憶に残ることになった事故が怒った」

2> の正解は④ to realizeです.
If you are to realize your dreams, you must exercise your imagination.
「夢を実現するつもりなら,想像力を働かせなくてはいけないよ」
if節でbe to構文を用いる場合は,意図や目的を表すニュアンスになります.

3> の正解は① were to have rentedです.
“was to have done”で過去の実現しなかった予定や意図などを表すものでしたね.
日本語訳は,
Aさん「アパート借りれた?」
Bさん「いいえ,アパートを借りるつもりだったけど,計画が上手くいかなかった」
になります.