【研究】コアタイムを決めるより,どうせなら「ラボに来てはいけない時間」を決めた方が良い思う
この記事はこんな人にオススメです
  • 大学で研究をしている人
  • 効率よく研究をする方法を探している人
  • ラボ運営に関係のある人

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
今日はラボにありがちな「コアタイムのルール」について思ったことを書きます.
従来ある研究室のコアタイムである来る時間を決めるというものより,逆に来ては行けない時間を決めた方が研究は捗ると思う!ということです.

しかし,やる人は何時間でもやるので,そういう人にとってはどんな規制も足枷にしかならないと思いますが,
全体的なラボの管理をする上では,コアタイムを決めるよりも,来てはいけない時間を徹底した方が良いと思うのですよね.
例えば,朝6時から夕方の18時までしかラボに入ってはいけません,みたいなルールってものすごく研究が捗ると思うのですよね.

来てはいけない時間を決めることによるメリット

では,おいらが思う,ラボに来てはいけない時間を決めるメリットは以下です.

  • ラボが入れる日中の時間帯で,集中するようになる.
  • 規則正しい生活を送れるようになる.
  • コアタイムという心理的拘束に縛られないで済む
  • 自発的な行動を促す効果がある

ラボに入れる日中の時間帯で集中するようになる

例えば,夕方18時以降,ラボに入るのを禁止すると,お昼の時間をものすごく大事にするようになると思います.
ラボに来て,ダラダラYoutubeを見たり,友達をおしゃべりをしたりするという研究活動に直結しない行動が減ると思います.
多少であれば気分転換になると思いますが,人ってついつい無駄なことに時間を費やしてしまうものですよね.
無駄だと分かりながら,ついつい時間の浪費をしてします.
これってつまり,お互いに日中の時間を貴重なものだと思っていないからだと思うのですよね.

ラボに来たらがっつり集中して夕方まで作業をし,パッと終わらせてパッと帰る!というものを行うためにも,ラボに入ってはいけない時間というものは良いルールだと思います.

規則正しい生活を送れるようになる

ラボに配属されるとついつい夜中に作業をしたりして,これまで日中に活動していた規則正しいサイクルが乱れたりします.
夜中も鍵が開いているので,いろんなことを後回しにしてついつい夜中にやるという習慣がついてしまうのですよね.

それってご飯の時間もずれるし,運動をする時間も無くなりますし,健康にもあまり宜しくないと思います.
長期的な視点で研究活動をするためには,まずは健全な生活を送れるような管理をしないといけないと思います.

コアタイムという心理的拘束に縛られないですむ

おいら自身ですが,コアタイムって物凄く嫌悪感があるのですよね.
人に管理されているような感じがして,心理的に物凄く窮屈です.

研究室に行かなければならない,というマインドじゃなくて,研究室に行く(もしくは行きたい)というマインドを養うためにもコアタイムはあまり効果的ではないと思っていたりします.

多くは朝9時から夕方17時まではラボにいなさい!みたいなルールがあると思いますが,授業料を払っている身でこのような拘束はあまり好きなタイプではありません.
コアタイム内にきちんとすべき作業をこなし,成果が出せる!という人であれば全然良いと思います.

でも,ある一部の人って,コアタイムは絶対と思い込んでいて,人を評価する際に間違った評価をする人たちがいますよね.
研究成果が出ているか出ていないとか」いうところに着眼点をおかず,「研究室に来ているか来ていないか」でその人を評価しようとする人たちです.

ラボに来てるだけで評価されるっていう間違ったことが発生するのがコアタイムの闇なので,その辺もしっかりと直していく必要があると思います.
(日々コアタイムをつけるなら,同時に成果報告も徹底するなど)

自発的な行動を促す効果がある

ラボの立ち入り時間を制限すると,自発的な行動を促す効果があると思うのですよ.

なぜか?

人間って基本的に締め切りに合わせる動物だと思うんですよね.
締め切りまで逆算して,楽をするように行動するんですよね.
そのため,例えば18時以降,ラボに来てはいけません!という締め切り的な決まりごとは効果的だと思います.

徹夜しちゃう人っているじゃないですか.
そういう人って,基本日中はサボっていたりするので,徹夜するんですよね.

そのため,ラボの立ち入りを制限することで,日中に自発的に研究活動をするようになると思います.

まとめ

日本って夜遅くまで作業をするということがかなり普通に見られますが,世界的に見るとちょっと異常だったりします.
おいらが研究活動でニュージーランドに留学した時もそこのラボの人たちは17時くらいには確実に帰っていましたね.
また,マレーシアの学校にも90日くらいアシスタント業で働いたことがありますが,そこもやっぱり夕方になる前に帰っていましたね.
みんなすぐに帰るのですよね.
日本人は夜中までダラダラやる習慣が普通みたいな感覚なので,ここはあえて部屋に入れなくする時間を決めるというのを入れてみても良いかもしれません.

ではー!
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